今回は、1.2歳児によくみられるイヤイヤ期についてお話ししたいと思います。

そもそもイヤイヤ期ってなに？ということですが、イヤイヤ期とは今まで母親にすべて依存していた子どもが、自分のしたいことや好きなことがはっきり分かるようになるので、思い通りにいかないときに感情をどうコントロールすべきか戸惑うようになります。何がイヤなのかが上手く表現できず「このモヤモヤをなんとかしやい！」と、もがく姿が“かんしゃく”や“反抗”といった姿として出るのです。・・・・ということは、『感情のコントロール』と『うまく表現できない』を丁寧に誘ってあげる必要があります。

では、どうすれば良いか・・「イヤイヤ！」となるモヤモヤした気持ちが小さいうちに対処することです。子どもがつまずきそうな場面を予測、先を見通し手を貸します。そして最後は、誉めて終わるようにできたら大成功◎

具体的に・・・

〇つまずきそうな場面を予測して事前に約束を確認する・・・買い物前に「今日はお菓子を買わないよ」と確認、随時約束を復唱してきちんと守れていることを誉めていく。

〇「ダメ！」の命令口調は避けて「あれ？どうするんだっけ？」など助け舟をだす言葉がけをすることで、自ら気づかせ上手く思い出せたら誉める。他にも「○○と△△どっちにする？」と、自らの意志で選ばせてあげるのも、自分で決めたことは頑張れるものです。

〇子どもがやるべきことを具体的につたえます・・・きちんとして→背中をピンと伸ばそうね。

・・・片づけて→ブロックは箱に入れてね

〇危険なことなど「いけないことは、いけない！」と毅然とした態度で接します・・・その都度しっかり伝えることで徐々に、ならのものはならぬ。ということを身をもって感じていきます。

 

決して大人に反抗しているわけではないので“今”子どもがどうしたかったのかを見極めて大人が深呼吸を促してあげたり、場所を移動したりとスイッチの切り替えが出来るように促してあげましょう。

最後は誉めて終わるようにすることで「この行動で心地良かった！」という体験の積み重ねで「こうしていこう！」と感情をコントロールしていけるようになります。

放っておいて身につくものでもないので、私たち大人が言葉、態度で導いていきましょう。

イヤイヤ期って大変。。。と思ってしまいますが、この時期も大切な成長の証しです。誰もが通るものですし、しっかり心が成長しているということですのでドーンと受け入れてあげてください。困ったときは相談しましょう。