風越保育園の未満児で多く出る悩みは、やはり「イヤイヤ期」と「トイレトレーニング」についてです。今回は多くの子が通るイヤイヤ期についてです。
お家でも苦労する場面が多いイヤイヤ期。保育園ではどんな風に対応しているのかを少し紹介しますので日々のヒントにしてもらえればと思います。
【1歳児】・・言い方、伝え方を変えてみる。
● くつはいて行こう・・・イヤ!
〇 先生のとなりにおくつ持ってきて一緒にはこう・・・はーい!一緒にはきたい。
● トイレ行くよ・・・イヤ!
〇 ヨーイ ドン!・・・走ってくる(トイレの言葉を出さないのもひとつの方法)
話し方を少し変えることで気分が変わり行動できることもあります。
それでもイヤイヤしたりする時は、しばらくそのままにして見守っていくことで周りの行動を見て自分も!とやり始めることもあります。“あっ!今こちらに興味示したな“という表情、目線が見られた時に再度声をかけて誘ってみたりするのです。
子どもはこの不快なもどかしい気持ちをどうコントロールしていいかまだまだ分からないので「ダメ」の命令口調は避けて「どうするんだっけ?」と助け舟を出して自ら気付かせ、うまく思い出したら誉めます。そして「こうなってほしい」と思う行動を具体的に伝え誘ってあげることが大事です。
【2歳児】・・保育士もイヤイヤに寄り添い1回受け止めてあげることが大事です。
● トイレ行こう・・・イヤ!
〇 行きたくないのか、、、じゃあ、ここまで(途中)来てくれるかな。そしたら手をつないで一緒に行こう
● お部屋入るよ。・・・イヤ!まだ遊びたい。
〇 この滑り台したら終わりにする? 何したら終わりにできるかな?
言葉も発達し子どもも逃れようといろいろ言うようになり手ごわくなりますよね。言葉が
分かるようになった分、会話の中で切り替えのできる目安やきっかけを設けてみることで
少しずつできるようになることもあります。言えば言うほど頑固になることもありますの
で子どもの様子で押したり、引いたりすることもあります。
自分で選ぶ方が気持ちいいものです。“だっこでいく?おんぶでいく?”など選択させてみる
ことも良いと思います。
イヤイヤ期は誰もが通る成長の過程ですが、子どもが失敗しそうな場面を予測し手を貸す
タイミングを逃さないことです。そして誉め上手になってください。前回もお伝えしました
が、全てのことに共通して言えるのは「よく出来たね!」と誉めて終わることが大切です。
誉められたことで、「次また頑張ろう!」という意欲につながっていきます。
他にも何かありましたら、お気軽に声をかけてくださいね!次回、また園に寄せられた悩み
をみんなで考えていけたらと思います。