新年度が始まり3ヶ月が経ちました。先日は2回目の参観日を参観して頂きありがとうございました。5月の参観日よりまたひとまわり成長した姿をしっかり観て頂けたかと思います。子ども達は”今”に一生懸命です。その一生懸命取り組んでいる思いにしっかり寄り添っていきたいです。
最近、ご家庭での様子を伺うと家に帰るとわがままを言ったり、ぐざれてしまう・・・という悩みを聞きます。保育園で一生懸命取り組んでいる分、家に帰るとホッとして、いろいろ言ってしまうのかもしれません。園児はまだまだ個人差が大きく6~7歳くらいになるまでは自分をうまくコントロール出来ず自分の気持ちをうまく表現したり、やりたいのにうまく見通しが立てられず混乱したり・・・本人にとってはこの気持ちを何とかしたい!とモヤモヤして、それがぐずれてしまったり、大人からしたら言うことを聞かない子!に捉えられてしまいがちです。
では、このモヤモヤした気持ちを何とかしてあげればいいですね。
特別なことをするのではなく”今”子どもが “注意”を向けている、その同じものに“注意”を向け関心を持って「・・・しようとしているのね~」と実況放送しながら「お母さんもそう思うよ」「一緒にやってみようかな~」と共感して一緒に楽しむだけでいいです!
例えば、園児服、保育園でたためたからお母さんに見てもらいたいけれど、うまくボタンが外れない・・・「そうか~自分でやろうとしているのね、頑張っているね、お母さんも応援しているよ!」、「積み木、一つ一つ積み上げているんだね、こんなこと出来るんだ~すごいね!」と共感するだけでいいのです。
大好きなお母さんが自分の今、”注意“していることにかかりっきりになってくれていると感じると子どもは自分に自信が持てます。何とかして母親の愛情を得ようとするストレス(=わがまま)を感じなくてすみます。子どもは安心すると変わっていくものです。安心して積極的に外界(友達との関わり)へ出ていけるものです。子どもが求めてきたとき、自分に余裕があるときでいいので、子どもが”注意”を持っていることに敏感に反応していきたいですね。
子どもは生活の中の出来事すべてに対して母親の気持ちを感じ取ります。一緒に楽しみ、笑顔で”今”の子どもの”注意”していることに言葉を持って共感していきましょう。