周りの子と同じ事が出来なかったり、一人違うことをやったり・・・みんなと少しでも違うと｢家の子大丈夫かな～｣と思ってしまう事もあるかと思います。「発達に凹凸がある。」と家の子も言われました。発達の凹凸って！と始めは思いました。大多数の人たちが入る基準の中から突出した才能を秘めている部分もあれば、極端に苦手な側面を持っている、人より何倍も早く正確に処理できる面もあれば、基準に達する為には人の何倍も訓練を必要とする側面も持っている・・・なのでみんなと同じように伝えても発達の幅が広い為、もう少し丁寧に伝えていく必要があるときもあるのです。いろんな子がいて当たり前！その子が生きやすいように｢今のその子｣に共感し望ましい行動を伝えていく。それが大事だということを知りました。その子がどこにつまずいているのか・・どうすれば楽しく過ごせるか・・「困った子」ではなく「困っている子」と捉え「そうだよね～」「こういうふうにしてみれば！」と丁寧に誘ってあげることが大事ですね。もしもお子さんが他の子と違う要素を持っているならば不安だからと言って規格の中に入れようと焦らないで下さい。その子だから出来る特別な才能と見立て、それが価値を生み出せるように育てていきましょう。私もこの子が好きな絵をどんどん描かせています。不利な点ばかりに目が奪われ自尊心を傷つけることのないようにしたいですね。

今回もとってもかわいらしいエピソードをお伝えします。年長の女の子です。お昼の時先生の隣に座っていた女の子、先生がちょっと席を外したとき先生のご飯の所にハエが・・・すかさず大きな声で「先生の所来ないで～」と手で追い払いながらずっと言っていました。先生が来るとホッとした笑顔でした。とっさにこうやって行動する姿がかわいらしく思ったし、パッと行動出来る優しい面を伸ばしてあげていきたいと思った瞬間でした。又次回かわいらしいエピソードを伝えていきますね。