前回お家の方から出ていたトイレトレーニングのお悩みについて、ちょっとでも良いヒントになれるように「簡単テクニック」についてお話ししようと思います。
トイレトレーニングで一番大事なことは何度も失敗しながらでも、おしっこの体験をして『そうしたい!』という記憶をつくっていくことです。その記憶をつくっていくプロセスとして、いくつかの【分かる】を教えていくことです。
①おしっこを出す放尿感が分かる・・・・「あっ、今おしっこ出てる。。」と感じることです。時々ブルブルと身ぶるいしたり、立ちつくして何か考えている様子の時はおしっこを してるかも。その直後におしっこが出ていれば「おしっこ出たね」「いっぱい出たね」と声をかけてあげましょう。
②おしっこが出るという意味が分かる・・・・おしっこが出ているときを見計らって「おしっこでたね」と、くり返し声をかけるることで実体験を積みながら「これがおしっこなんだ!」と記憶させていく
③おしっこっを見ることで視覚的に分かる・・・・おしっこをしているお友達や兄弟の姿を見せながら「これがおしっこだよ」と目で見て言葉で伝えていく。
トイレトレーニングでは失敗しても決して叱らない!言うべきことは「残念だったね」「これがおしっこだよ」だけでいいのです。失敗が続くと、つい「もー!!」と叱りたくなりますが、ひと呼吸おいて「残念!そんな日もあるよね」「今度はおトイレ行けると嬉しいな」などと子どもの気持ちを受け止め、次へ繋がる言葉がけをしてみてください。
ポイントは誘い方です。まずは寝起きに誘うことから始めても良いかと思います。寝起きはおしっこの出るタイミングが合いやすいからです。出てしまっていても「これがおしっこだよ」「明日また頑張ろうね」の言葉がけです。決して無理強いしないことです。心が受け付けない状態であれば上手くいかないものです。
目が覚めたらトイレへ!の習慣化をしましょう。おしっこが出なくても便座へ座るだけでもO.Kですよ。