親には大きく2つの役割があります。しっかり抱きしめて安心を与える「受容」する役割と駄目なものは駄目と「限界設定」を提示する役割です。
まずは「受容」が主体です。そして友達との関わりが増え自分の思いが通る事ばかりでないことを身をもって知るとき親からすれば何でもかんでも自分を主張してくる子どもに対してイライラすることも増えるのです。
この段階に入った子どもとの関わりに必要なのは「限界設定」です。分かりやすく示す必要があるので1歳児の頃のイヤイヤ期のときのような気を紛らわせたりそらすやり方は変えなければなりません。厳しさを持って「ならぬはならぬ」を伝えます。
もし立ちはだかってもらう経験がないままに成長してしまうと思う通りにいかない場面に遭遇する度に折り合いをつけられず生きにくさを抱えることになってしまいます。
「限界設定」のテクニック、低い声、短く低い口調、厳しい表情、首を横に振る・・・子どもから見ると曖昧さのない分かりやすい限界を提示され泣いても無駄だと理解し始めるのです。
提示した「限界設定」を子どもが受け入れたらすかさず「受容」して下さい。「受容」の分かりやすいテクニック、高めの抑揚を付けた声、満面の笑み、首を縦に振る・・・を用いると子どもは理解しやすいです。
ただあきらめて泣いているだけだとしてもやめたことに変わりないので「よく我慢できた!」と褒めてあげて下さい。「大きな声で泣かなくなったね。」「お話聞けたね。」など良くなったところを拾い集めて「それは正しい行動よ!」と伝えてあげて下さい。
「叱ったら必ず褒めて終わる」を合い言葉にテクニックを使ってやってみて下さいね!
褒めて終われば自分は出来る!と自信を持ち意欲にも繋がっていきます。
このような生き方を身につけたら大人になったとき目の前に壁が立ちはだかったとしてもきっと希望を失わず生きていけます! 叱ったら褒める!です。