子育ては最初べったり、ちょっとずつお別れ(受容)

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2018年10月23日

子育ては最初べったり、ちょっとずつお別れ(受容)

子どもが将来社会性を育む為の大人の役割は大きく2つ。

1つめは「受容」です。その行動として身体に触れる・見つめる・さする・傾聴する・ひたすら同調する・あるがままのその子を肯定することです。

こういった行動は子どもにとって大きな安心感をもたらし自分を、そしてその周りの存在を肯定し信頼を育み社会に身を委ねられるように成長を促していくのです。思いやりのある人というのは思いやられた経験をたくさん持っている人なのかもしれません。

他の子と違う行動をとったり兄弟でも性格が全く一緒なわけでなく、ときによってありのままのその子を素直に受け止める事がなかなか難しい時もあると思います・・・でも大事な事は、その子がどんな状態(状況)でもとにかく何が何でもかわいい!と大きく包み込み抱きしめることです。いざという時に頼れる、守ってもらえる、心のよりどころである、「究極の安全基地」が子どもの側にいつもあることなのです。

以前あるお母さんが「家は過保護なんです。」と、おっしゃった事がありました。子どもの思いを感じ早めにお迎えに来たお母さんの姿、いつも穏やかな笑顔の子どもの様子を見ると安全基地がちゃんとつくられているんだなーと嬉しく感じるひとときでした。子どもの主体的な探索行動を妨げる事が過保護の要因の1つであって、この時期は子どもの気持ちにとことん寄り添う姿が大事だと感じます。

しっかりと親から受容された子どもは時々安全基地を確認しながら安心して親から離れていくようになります。そして友達(他者)とふれ合うことを求めていきます。自立ですね。その時に2つめの親の役割として社会のルール、我慢、いけないことはいけない!と伝えていく「枠組み」があります。

この「枠組み」は受容によって育まれた安心や自信によって支えられています。

キャッチワード(合い言葉)「子育ては最初べったり、ちょっとずつお別れ(受容)」

・・・・・でも関心のまなざしはずーっとです・・・・・・

 

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